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ピーナツ経口免疫療法、プロバイオティクス併用で有害事象減少

2022年2月28日  専門誌ピックアップ

1-10歳のピーナツアレルギー小児201例を対象に、ピーナッツ蛋白を用いた経口免疫療法(OIT)にプロバイオティクス(Lactobacillus rhamnosus ATCC 53103)を併用した治療の有効性と安全性を無作為化第IIb相試験で検討した(PPOIT-003試験)。参加者をプロバイオティクス+経口免疫療法(PPOIT)、プラセボのプロバイオティクス+経口免疫療法(OIT)、プラセボのプロバイオティクス+プラセボOIT(プラセボ)に割り付けた。 その結果、8週間の持続的無反応(ピーナッツ蛋白累積摂取量4950mgで反応なし)達成率はPPOIT群46%、OIT群51%、プラセボ群5%だった(プラセボに対するPPOITのリスク差40.44%、P<0.0001、OITに対するPPOITのリスク差-5.03%、P=0.52)。PPOIT群の91%、OIT群の88%、プラセボ群の72%に治療関連有害事象(AE)が報告された。曝露調整後の有害事象発現率比は、OITと比較したPPOITが0.92(P=0.042)、プラセボと比較したPPOITが4.98(P<0.0001)、プラセボと比較...