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加齢黄斑変性のリスク遺伝子座が疾患進行にも関与

2022年3月1日  JAMA Ophthalmology

最も頻度の高い加齢黄斑変性(AMD)のリスク遺伝子座、1q32(Chr1)上のCFH-CFHR5および10q26(Chr10)上のARMS2/HTRA1が後期AMDへの進行および視力低下までの期間の関連を症例集積研究で検討(Genetic and Molecular Studies of Eye Diseases at the Sharon Eccles Steele Center for Translational Medicine)。Chr1のみ(317例、初診時年齢中央値75.6歳、女性60.9%)、Chr10のみ(93例、同77.5歳、66.7%)、Chr1とChr10(92例、同71.7歳、67.4%)のリスク変異ホモ接合体保有者を対象とした。 初診時の年齢およびAMDグレードで調整した解析で、Chr1リスク群よりChr1+Chr10リスク群(factor of 3.3、95%CI 1.6-6.8、P<0.001)およびChr10リスク群(同2.6、1.3-5.2、P=0.007)の方が追跡期間中に後期表現型へ変換する可能性が高かった。この差には黄斑部血管新生への変換との相関...