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再発・難治性大細胞型B細胞リンパ腫、axi-celでEFSが改善

2022年3月1日  New England Journal of Medicine

1次化学免疫療法に抵抗性を示したか12カ月未満に再発した大細胞型Bリンパ腫患者359例を対象に、抗CD19キメラ抗原受容体T(CAR-T)細胞療法axicabtagene ciloleucel(axi-cel)の有効性および安全性を国際共同第III相試験で検討した(ZUMA-7試験)。 その結果、追跡調査期間中央値24.9カ月時点の無事象生存期間(EFS)中央値はaxi-cel群8.3カ月、標準治療群2.0カ月で、24カ月無事象生存率はそれぞれ41%および16%(事象または死亡のハザード比0.40、95%CI 0.31-0.51、P<0.001)だった。奏効率はaxi-cel群83%、標準治療群50%だった(完全緩解率はそれぞれ65%および32%)。中間解析での推定2年総生存率はaxi-cel群61%、標準治療群52%だった。axi-cel群91%、標準治療群83%にグレード3以上の有害事象が発現した。axi-cel群の6%にグレード3以上のサイトカイン放出症候群、21%にグレード3以上の神経性事象が発現したが、これに起因する死亡は認められなかった。...