mRNAワクチンの推定発症予防効果は時間と共に低下
2022年3月1日
Journal of the American Medical Association
米国で2021年3月13日から10月17日までに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)様症状があった20歳以上の成人163万4271例および12-19歳の青少年18万112例の核酸増幅検査(NAAT)データを用いて、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン接種後の時間経過による感染リスクを検査陰性症例対照デザインで推定。2021年3月13日-5月29日をデルタ株以前、2021年2021年7月18日-10月17日をデルタ株優勢期間とした。解析は、検査陽性の症例39万762例(21.5%)および検査陰性の対照142万3621例(78.5%)を対象とした(20-44歳59.9%、12-19歳9.9%、女性58.9%、白人71.8%)。 その結果、20歳以上の成人では、BNT162b2ワクチン(ファイザー社)接種後初期(2回目接種後第14-60日)の症候性感染の平均オッズ比(OR)は、デルタ前が0.10、デルタ優勢期間が0.16で、時間の経過とともに平均ORが増加した(1カ月当たりの変化:デルタ前0.04、デルタ優勢期間0.03)。mRNA-1273ワクチン(モデルナ社)の初期...
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