ホルモン感受性前立腺がん、ダロルタミド併用でOS改善

転移性ホルモン感受性前立腺がん（mHSPC）患者1306例を対象に、アンドロゲン除去療法とドセタキセルの併用療法へのダロルタミド追加効果を国際共同無作為化第III層試験で検討（ARASENS試験）。主要評価項目は総生存期間とした。 その結果、主解析のデータカットオフ日（2021年10月25日）で、ダロルタミド群の死亡リスクはプラセボ群より32.5％低かった（ハザード比0.68、95％CI 0.57-0.80、P＜0.001）。有害事象の発現率は両群同等で、グレード3または4の有害事象の発現率はダロルタミド群66.1％、プラセボ群63.5％だった。最も多く見られたグレード3または4の有害事象は好中球減少症で、ダロルタミド群の33.7％、プラセボ群の34.2％に発現した。...