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側方流動検査はコロナ陽性者の見落としが多い

2022年3月3日  British Medical Journal

英国で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染のリスクが高い者が側方流動検査(LFT)で陰性となる割合をリンクデータ解析で評価。3つの環境(NHS検査追跡センターに来場した有症状者、リバプール市営大規模検査会場に来場した無症状者、バーミンガム大学でスクリーニングを受けた無症状の学生)で病期や重症度の影響を調査し、数理モデル2種の予測値と比較した。 その結果、ウイルス培養陽性者のうち、NHS検査追跡センターに来場した有症状者の20%、市営大規模検査会場に来場した無症状者の29%、大学でスクリーニングを受けた無症状者の81%がInnovaで見落とされると予測され、それぞれ2次感染源の38%、47%、90%が見落とされると予測された。数理モデルでは感染者の見落としが過小評価され、1つ目のモデルでは3つの環境での見落としは8%、10%、32%、2つ目のモデルでは条件が異なるため感染者の見落としは生じなかった。...