一般内科医の介入で患者の運動量が増加
2022年3月5日
British Medical Journal
中強度または高強度の身体活動(MVPA)の増加を目的に有酸素運動を用いた身体活動介入(プライマリケアの医療専門家のみが指導または身体活動に関するカウンセラーなども含めた指導)の有効性を系統的レビューとメタ解析で検討。成人を対象に、介入群と通常ケアまたは身体活動介入以外を用いた対照群とを比較した無作為化比較試験(46件、1万6198例)を組み入れた。 その結果、介入群のMVPAが14分/週増加した(95%CI 4.2-24.6、P=0.006)が、異質性は大きかった(I2=91%、P<0.001)。身体活動量計を使用した試験に限定すると、MVPAに有意な群間差は認められなかった(平均差4.1分/週、同-1.7-9.9、P=0.17、I2=56%、P=0.008)。自己報告による計測を用いた試験では、介入群のMVPAが対照群よりも24分/週増加した(同6.3-41.8、P=0.008、I2=72%、P<0.001)。さらに介入群では、MVPAに関するガイドラインを満たす患者の割合が33%上昇した(同1.17-1.50、P<0.001、I2=25%、P=0.11)。...
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