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脆弱性骨折患者に用いる骨吸収抑制薬の効果は

2022年3月6日  専門誌ピックアップ

Stockholm Real World Management(STORM)研究コホートを設定し、骨吸収抑制薬の脆弱性骨折に対する有効性を後ろ向き観察研究で検討。2012-18年の初発脆弱性骨折6万9577件を特定し、50歳以上の男女患者2万1141例が適格例となった。 脆弱性骨折後1年以内の骨吸収抑制薬治療の実施率はわずか10%だった。治療非実施の関連因子は心血管疾患診断などだった。主要な交絡因子でマッチさせた骨吸収抑制薬治療の実施患者1640例と非実施者8200例を解析した結果、治療実施群で特に全骨折と死亡の複合および股関節骨折と死亡の複合に対する骨吸収抑制薬の効果が認められた。...