妊娠初期のオピオイド鎮痛薬で児の先天異常リスクがやや増加
オピオイド使用障害のない単胎妊娠の母親とその生児59万9579組を対象に、オピオイド鎮痛薬曝露と児の先天異常リスクをコホート試験で評価。妊娠初期のオピオイド鎮痛薬処方と生後1年以内に診断された先天異常を特定し、傾向スコアで調整したリスク比を推定した。 その結果、先天異常がみられた割合は曝露乳児が2.8%、非曝露乳児が2.0%だった。非曝露乳児と比べると、曝露乳児に消化器系異常(調整リスク比:任意のオピオイド鎮痛薬1.46、95%CI 1.15-1.85、コデイン1.53、1.12-2.09、トラマドール2.69、1.34-5.38)および舌小帯短縮症(任意のオピオイド鎮痛薬1.88、1.30-2.72、コデイン2.14、1.35-3.40)などの特定の異常を含む先天異常リスクの上昇が観察された。この結果は感度分析でも確認された。...
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