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活動期クローン病、グセルクマブでCDAIスコア改善

2022年3月7日  専門誌ピックアップ

既存療法や生物学的製剤の効果が不十分または不耐の中等度から重度の活動期クローン病患者309例を対象に、グセルクマブの有効性および安全性を第II相プラセボ対照試験で検討した(GALAXI-1試験)。 その結果、12週時点のグセルクマブ群のクローン病活動度指数(CDAI)スコア(治療前からの低下量の最小二乗平均:グセルクマブ200mg群-160.4、600mg群-138.9、1200mg群-144.9 vs. プラセボ群-36.2;いずれもP<0.05)および臨床的寛解達成(CDAIスコア150未満と定義)の割合(57.4%、55.6%、45.9% vs. 16.4%;いずれもP<0.05)がプラセボ群より良好だった。グセルクマブ群は12週時点の臨床的奏効、患者報告転帰-2(PRO-2)寛解、臨床的バイオマーカー反応、内視鏡的奏効の達成率もプラセボ群より高かった。安全性事象の発現率は治療群間でほぼ同じだった。...