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眼科OCT検査で中年期の認知症リスクが分かる?

2022年3月7日  JAMA Ophthalmology

ニュージーランドの縦断的出生コホートDunedin Multidisciplinary Health and Development Studyで45歳までの追跡を受けた男女865例(男性50.2%)を対象に、網膜神経線維層(RNFL)と神経節細胞層(GCL)の厚みが中年期および小児期の認知機能(全検査知能指数、処理速度、知覚推理、言語理解)および小児期から成人期までの認知機能低下度と関連するかを縦断的コホート研究で検討した。 その結果、45歳時に光干渉断層計(OCT)で評価したRNFL厚およびGCL厚が薄い参加者は、小児期および45歳時の全検査知能指数(IQ)が低かった。RNFL厚が薄いと、小児期から成人期までの処理速度の程度が大きかった。...