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ワクチンの重症化予防効果、6カ月間は強力

2022年3月7日  Lancet

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの効果持続期間に関する文献を系統的にレビューし、ワクチン接種後の時間経過に伴うデルタ株へのブレイクスルー感染率の変化を評価した。2021年6月17日から同年12月2日のプレプリント論文および査読済み論文計1万3744報をスクリーニングし、COVID-19ワクチンの有効性に関する18報を解析対象とした(いずれもオミクロン株流行前の試験)。 その結果、バイアスリスクツール2種類を用いたバイアスリスクは、3報が低リスク、8報が中リスク、7報が高リスクだった。78報でワクチン有効性を評価した(ファイザー社/ビオンテック社製コミナティ38報、モデルナ社製mRNA-1273 23報、ヤンセン社製Ad26.COV2.S 9報、アストラゼネカ社製バキスゼブリア8報)。ワクチン2回接種の有効性は1カ月後から6カ月後までに、全年齢層で平均21.0パーセンタイル低下し、高齢者(50歳以上、定義は各試験に準ずる)では20.7パーセンタイル低下した。vaccine efficacy or effectiveness against SARS-CoV-2 inf...