1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 進行肛門扁平上皮がんにペムブロリズマブが有望

進行肛門扁平上皮がんにペムブロリズマブが有望

2022年3月8日  専門誌ピックアップ

世界38施設で進行中の非無作為化マルチコホート第II相試験のKEYNOTE-158 studyに登録された標準治療に不応/不耐または標準治療選択肢のない進行または転移性肛門扁平上皮がん患者(コホートA)112例を対象に、ペムブロリズマブの有効性と安全性を検討した。 その結果、固形がんの治療効果判定規準(RECIST)第1.1版に基づく評価で、PD-L1陽性腫瘍患者75例中11例(15%)およびPD-L1陰性腫瘍患者30例中1例(3%)の計12例(11%)に客観的奏効が認められた。治療関連有害事象(TRAE)が68例(61%)で見られ(20例がグレード3-4)、このうち疲労(17例)、下痢(13例)、甲状腺機能低下症(13例)、悪心(13例)が高頻度だった。重篤なTRAEが12例(11%)で発生した。治療関連の死亡例はなかった。...