膝OA、ラジオ波焼灼で6カ月後の膝痛と機能改善

変形性膝関節症（膝OA）に対する8種のラジオ波焼灼療法（RFA）の膝関節痛および機能改善効果を無作為化比較試験21件（対象計1818例）の系統的レビューとネットワークメタ解析で検討。視覚的アナログ尺度（VAS）を主要評価項目、ウェスタンオンタリオ大学・マクマスター大学変形性関節症指数（WOMAC）を副次評価項目とした。ベイジアンネットワークメタ解析で平均差（MD）を合成し、有効性をランク付けした。 その結果、主要評価では、従来の膝関節神経（genicular nerve）へのバイポーラRFA（GNRFA）で6カ月後の純便益が最も高く［平均差（MD）－5.5、累積順位曲線下面積（SUCRA）0.98］、副次評価では冷却式モノポーラGNRFAで6カ月後の純便益が最も高かった（MD－33、SUCRA 0.99）。パルス式RAFでは、バイポーラはモノポーラよりVASおよびWOMACスコアが有意に低かった。...