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nirsevimabで乳児のRSウイルス感染予防

2022年3月9日  New England Journal of Medicine

在胎35週以上で出生した乳児1490例を対象に、RSウイルス(RSV)融合タンパク質に対するモノクローナル抗体nirsevimabの有効性および安全性を検討(MELODY試験)。乳児を無作為化によりnirsevimab群(994例)とプラセボ群(496例)に割り付け、RSV流行期開始前に単回筋肉内注射した。主要有効性評価項目は、注射後150日間での診療を要するRSV関連下気道感染症とした。 その結果、nirsevimab群の1.2%とプラセボ群の5.0%に診療を要するRSV関連下気道感染症が発生した(有効率74.5%、95%CI 49.6-87.1、P<0.001)。361日目までデータが得られた乳児では、nirsevimab群の6.1%とプラセボ群の1.1%に投与後の抗薬物抗体が検出された。nirsevimab群の6.8%とプラセボ群の7.3%に重篤な有害事象が報告された。...