1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. オフポンプCABG、10年転帰でオンポンプ超える利点なし

オフポンプCABG、10年転帰でオンポンプ超える利点なし

2022年3月10日  JAMA Surgery

米国退役軍人省の無作為化試験(ROOBY試験)でオフポンプ(心拍動下)とオンポンプの冠動脈バイパス術(CABG)の10年転帰を比較。主要評価項目は、10年間の全死因死亡と死亡または再血行再建術[経皮的冠動脈形成術(PCI)または再CABG]の複合評価項目とした。 その結果、10年死亡率はオフポンプ群(1104例)が34.2%、オンポンプ群(1099例)が31.1%だった(相対リスク1.05、95%CI 0.99-1.11、P=0.12)。オフポンプ群はオンポンプ群より複合評価項目発生までの期間中央値が約4.3カ月短かった(4.6年 vs. 5.0年、P=0.03)。他の主要評価項目と副次評価項目(10年間のPCI、再CABG、心臓症状の変化、費用)のいずれにも有意差はなかった。...