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50-74歳の乳がん検診、15%が過剰診断と推定

2022年3月11日  Annals of Internal Medicine

米国で2年ごとに実施するマンモグラフィ検診プログラムによる乳がん過剰診断の割合をベイズ推定で検討。2000年から2018年までに初めて検診を受けた50-74歳の女性3万5986例の検診と診断の記録(マンモグラム8万2677件、乳がん診断718件)を対象とした。乳がん自然経過モデルと生命表データを組み合わせ、非進行性の発症前がんを考慮に入れて推定した。 その結果、発症前がん全例の4.5%が非進行性と推定された。検診で発見されたがんの15.4%が過剰診断と推定され、その内訳は、発症前緩徐進行性がんの発見が6.1%、臨床診断前に他の死因で死亡する可能性のある女性の発症前進行性がんの発見が9.3%だった。...