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好酸球性食道炎の新薬APT-1011、プラセボに優越性示す

2022年3月13日  専門誌ピックアップ

好酸球性食道炎(EoE)成人患者106例を対象に、フルチカゾンプロピオン酸口腔内崩壊錠APT-1011の安全性および有効性を無作為化用量設定第IIb相プラセボ対照試験で検討した(FLUTE試験)。 その結果、主要評価項目に定めた12週時点の組織学的奏効(6eos/hpf以下)達成率はプラセボ群0%、APT-1011の3mgの1日2回投与(BID)群80%、就寝前投与(HS)群67%、1.5mgのBID群86%、HS群48%だった(いずれもプラセボ群に対するP<0.001)。Endoscopic Reference Score(EREFS、最高点9.0)総スコアの平均値は12週時点に3mgのBID群で4.5から2.3に、HS群で5.3から2.1に、1.5mgのBID群で4.6から1.7に、HS群で5.3から2.9に改善したのに対し、プラセボ群では5.2から4.5となった。14日間の平均嚥下障害頻度は12週時点に改善が見られ、APT-1011の全用量群の改善度がプラセボ群より高く、52週時点でも改善が持続していた。APT-1011は安全かつ忍容性も良好だが、3mgのIBD群でカンジダ症の発...