腎不全患者、移植で生存率は改善する?
2022年3月13日
British Medical Journal
腎移植待機中の腎不全患者を対象に、腎移植と透析継続による生存率を系統的レビューとメタ解析で比較。腎移植と透析の全死因死亡率を比較した観察試験48報(124万5850例)を対象とした。 その結果、92%(44報)が移植に伴う長期(1年以上)の生存率を透析と比較していた。そのうち11報では、腎移植を施行しても透析継続より有意な便益が得られない患者層が特定された。18報では、腎移植による生存率の改善が示された(ハザード比0.45、95%CI 0.39-0.54、P<0.001)が、サブグループ解析や感度解析、メタ回帰分析実施後に大きな不均一性が認められた。...
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