PICU入室の呼吸不全小児、同胞よりIQが低い
2022年3月14日
Journal of the American Medical Association
米国の小児集中治療室(PICU)31施設で急性呼吸不全のため治療を受けた患児121例(女児45%)を対象に、その後の神経認知転帰を評価。マッチさせた同胞121例(女児60%)と退院後のIQを比較した。 その結果、患児は中央値1.0歳でPICU治療を受けており、中央値5.5日の侵襲的機械換気を実施し、中央値6.6歳でIQ検査が実施された。マッチさせた同胞は中央値8.4歳で検査を実施した。患児の平均推定IQ(101.5)は、マッチさせた同胞(104.3)より低かった(平均差-2.8、95%CI -5.4--0.2)。患児は、マッチさせた同胞より非言語記憶(同-0.9、-1.6--0.3)、視空間能力(同-0.9、-1.8--0.1)および微細運動制御(同-3.1、-4.9--1.4)のスコアが有意に低かったが、処理速度(同4.4、-0.2-8.5)は有意に高かった。注意、言語記憶、表現言語、実行機能などには有意差はなかった。...
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