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緑内障、急速な黄斑部血管密度低下で視野喪失が加速

2022年3月14日  JAMA Ophthalmology

原発性開放隅角緑内障(POAG)患者および緑内障疑い患者82例124眼(平均年齢69.2歳、女性50.0%、アフリカ系アメリカ人24.4%、アジア系12.2%、白人61.0%、その他の人種・民族2.4%)を対象に、光干渉断層血管撮影(OCTA)画像で測定した黄斑部の血管密度低下と視野喪失の関係を後ろ向きコホート研究で検討。全追跡期間は平均4.0年、最初の追跡期間は2.1年だった。 その結果、最初の追跡期間中の血管密度の年変化率は-0.80%で、-0.75%以上だった62眼を急速進行群、-0.75%未満(62眼)を緩徐進行群とした。視野の年喪失率は緩徐進行群-0.15dB、急速進行群-0.43dBだった(差-0.28dB、P=0.006)。視野の平均偏差率を含めた調整後多変量モデルで、急速進行群では視野喪失速度が増加した(同-0.17dB、P=0.04)。...