低リスク甲状腺微小乳頭がんにラジオ波焼灼が有効

低リスク甲状腺微小乳頭がん（mPTC）患者に対するラジオ波焼灼術（RFA）の有効性および安全性を既発表論文15報［患者計1770例（平均年齢45.4歳、女性77.9％）、腫瘍1822個］の系統的レビューおよびメタ解析で検討。平均追跡期間は33.0カ月だった。 その結果、追跡期間終了時点の統合完全消失発生率は79％だった。追跡期間中に26例（1.5％）に腫瘍増悪、腫瘍7個（0.4％）に焼灼領域内の局所残存mPTC、15例（0.9％）に甲状腺の新規mPTCが認められ、4例（0.2％）にリンパ節転移が発生した。遠隔転移は認められなかった。計3件の主要合併症（2カ月を超えて持続する変声2件、不整脈1件）が発生し、45例に軽度の合併症が認められた。...