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甲状腺眼症の眼球突出にはIVMPよりteprotumumab

2022年3月17日  JAMA Ophthalmology

中等度ないし重度の甲状腺眼症に対するインスリン様成長因子I受容体阻害薬teprotumumabとメチルプレドニゾロン静注(IVMP)の効果をIVMPに関する試験12件のマッチング調整間接比較で検討。対象試験のうち、11件が眼球突出の変化を検討(患者計419例)、4件が複視に対する効果を検討(同125例)、2件がteprotumumab(同79例)とプラセボ(同83例)を比較していた。 その結果、IVMPによる12週時点の眼球突出変化量のプラセボとの差は-0.16mm、IVMPとteprotumumabの差は-2.31mmで、teprotumumabの方が優勢だった。複視の1グレード以上改善のオッズはIVMPのプラセボに対する優越性は見られなかったが(オッズ比2.69、95%CI 0.94-7.70)、teprotumumabの方がIVMPより良好だった(同2.32、1.07-5.03)。...