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椎間板摘出、内視鏡術の費用対効果高い

2022年3月17日  専門誌ピックアップ

坐骨神経痛患者613例を対象とした無作為化試験で、経皮的経椎間孔内視鏡下椎間板摘出術(percutaneous transforaminal endoscopic discectomy:PTED)と切開を要する顕微鏡下椎間板摘出術(open microdiscectomy:OM)の費用および費用対効果を比較。下肢疼痛および質調整生存年(QALY)を効果指標とした。 その結果、12カ月間の追跡で下肢疼痛およびQALYに統計的有意差が見られ、OMよりPTEDが支持された(下肢疼痛スコアの差6.9点、QALYの差0.040)。手術費はOMよりPTEDの方が高かったが(患者1例当たり4095ユーロ vs. 4500ユーロ)、他の全項目の費用および総社会的費用はPTEDの方が低かった。費用対効果受容曲線で、PTEDの方がOMより低コストで効果が高くなる確率は、下肢疼痛で99.4%、QALYで99.2%だった。...