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大腸がん診断後の赤身肉摂取で再発・死亡のリスク変わらず

2022年3月19日  専門誌ピックアップ

CALGB 89803/Alliance試験に参加したIII期結腸がん患者1011例(年齢中央値60歳、女性44%、白人89%)を対象に、がん診断後の赤身肉および加工肉の摂取によるがん再発または死亡のリスクを前向きコホート試験で検討。中央値6.6年の追跡で死亡305件、再発81件が確認された。 その結果、がん診断後の赤身肉および加工肉の摂取に再発または死亡のリスクの上昇は認められなかった。赤身肉摂取量の最低四分位群に対する最高四分位群の多変量ハザード比は、再発または死亡が0.84(95%CI 0.58-1.23)、全死因死亡が0.71(同0.47-1.07)だった。これに対応する加工肉のハザード比は、再発または死亡が1.05(同0.75-1.47)、全死因死亡が1.04(同0.72-1.51)だった。...