小児の結核、4カ月治療が6カ月治療に非劣性

ウガンダ、ザンビア、南アフリカおよびインドで、塗抹検査陰性の重症ではない症候性結核があり薬剤感受性が推定される小児を対象に、抗結核治療の実施期間短縮の非劣性を非盲検試験で検討。患児1204例（生後2カ月-15歳、年齢中央値3.5歳）を無作為化により4カ月治療群と標準の6カ月治療群に割り付けた。主要有効性評価項目は、72週までの転帰不良（治療失敗、追跡不能、死亡の複合）とし、intention-to-treat（ITT）集団で評価した。 患児の11％がヒト免疫不全ウイルスに感染しており、14％が細菌学的検査で結核と確認されていた。主要有効性評価項目は、4カ月治療群の3％、6カ月治療群の3％に生じた（調整後の差－0.4ポイント、95％CI －2.2-1.5）。4カ月治療群の非劣性は、ITT解析、per-protocol解析、主な副次的解析でも安定して示された（非劣性マージン6ポイント）。95例（8％）にグレード3以上の有害事象が生じた（医薬品副作用15件など）。...