netarsudil点眼薬による可逆性の涙点狭窄を報告
緑内障眼の眼圧低下を目的としたnetarsudil点眼薬使用に続発する涙点狭窄の発現状況を症例集積研究で検討。片眼へのnetarsudil使用で片側に涙点狭窄を発症した患者13例および両眼へのnetarsudil使用で両眼に涙点狭窄を発症した患者3例の計16例を解析対象とした。 その結果、netarsudil点眼開始から症状認識または涙点狭窄診断までの期間は2-35カ月(中央値12カ月、平均値14.0±8.7カ月)だった。13例に流涙が見られたが、2例は無症状だった。1例に眼瞼外反、14例に渦巻き状角膜症が認められた。点眼を中止した8例は涙点狭窄が回復し、関連症状も解消した。...
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