女性の肥満と腹部肥満はCOPDと喘息の危険因子

2009年にがん検診を受けた30歳以上の韓国人女性164万4635例を対象に、BMIおよび腹囲が慢性閉塞性肺疾患（COPD）および喘息発症のリスクに及ぼす影響をコホート試験で検討。女性を閉経前女性と閉経後女性に分類して解析した。 その結果、BMIおよび腹囲の高値群は、閉経状態に関係なく、COPDおよび喘息の発症率が正常群より有意に高く、BMIおよび腹囲の増加に伴いハザード比がさらに増加した。閉経後女性では、低体重群のハザード比も有意に高かった。閉経状態に関係なく、肥満者の喘息ハザード比が有意に高く、腹囲95cm以上群ではCOPDおよび喘息のハザード比が有意に高かった。...