人工距骨全置換術、10年以上の長期臨床成績良好
2022年3月23日
The Journal of Bone & Joint Surgery
日本国内で距骨壊死に対する人工距骨全置換術を施行した患者18例(足関節19個)を対象に、術後10年以上の長期臨床成績を評価。追跡期間中央値は152カ月だった。 その結果、術前と最終追跡時点の評価で、Ankle Osteoarthritis Scale全下位尺度のスコア中央値が有意な改善が見られた。日本足の外科学会の足関節・後足部判定基準(JSSF)のスコア中央値は58点から97点へ有意に改善し、下位分類の疼痛スコア中央値が20点から40点へ、機能スコア中央値が28点から47点へ改善した。術後の足関節可動域中央値は45度だった。最終追跡時点で人工関節の沈下(沈み込み)は認められなかった(P=0.083)。隣接関節の骨棘の増殖および変性変化が全体の結果に及ぼす影響は確認されなかった。...
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