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新型コロナの母子感染はまれ

2022年3月25日  British Medical Journal

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染した母親から出生した新生児のSARS-CoV-2陽性率、母子感染の時期と周産期の転帰をリビングシステマティックレビューおよびメタ解析で検討。2019年12月1日から2021年8月3日までに報告された472報(コホート試験206報、症例集積および症例報告266報、母親2万8952例、新生児1万8237例)を解析対象とした。 その結果、SARS-CoV-2に感染した母親からの出生児1万4271例のうち1.8%がRT-PCR検査陽性だった。曝露時期、検査の種類および検査時期のデータが得られたSARS-CoV-2陽性新生児592例中14例に母子感染が確認された(子宮内7例、分娩時2例、産後早期5例)。転帰のデータが得られたSARS-CoV-2陽性新生児800例のうち、20例が死産、23例が新生児死亡、8例が早期妊娠喪失だった。 母親の重症新型コロナウイルス感染症(COVID-19;オッズ比2.4、95%CI 1.3-4.4)、母親の死亡(同14.1、4.1-48.0)、母親の集中治療室入室(同3.5、1.7-6.9)、母親の出生後感染(同5.0、...