閉経後女性、睡眠時無呼吸があると関節痛や易疲労性増加

催眠薬使用で主観的睡眠の質が改善しなかった閉経後女性51例を対象に、睡眠時無呼吸による身体的症状および心理的症状を横断研究で検討。ポータブルデバイスを使用して1晩の睡眠中の呼吸障害指数（RDI）、無呼吸低呼吸の発生回数および経皮的酸素飽和度（SpO2）を監視した。 その結果、閉塞性睡眠時無呼吸の診断率は13.7％だった。年齢、BMI、RDIおよび最低SpO2値などの因子で調整した解析で、RDI高値と（日本人女性の更年期症候群評価表で評価した）関節痛との関係（標準偏回帰係数β＝0.423、P＝0.016）、最低SpO2低値および（コーネル医学指数で評価した）易疲労性との関係（同－0.472、P＝0.007）に有意性が示された。...