コロナ感染で免疫介在性神経疾患リスク増加
2022年3月26日
British Medical Journal
英国およびスペインで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種による免疫介在性神経疾患リスクを全国規模のコホートおよび自己管理症例集積解析で検討。 国内のCOVID-19ワクチン接種開始時から2021年5月9日(イギリス)または2021年6月30日(スペイン)までの1回以上のワクチン接種者833万497例、ワクチン未接種者73万5870例、一般集団コホート1433万80例を対象とした。 その結果、ワクチン接種後のベル麻痺、脳脊髄炎、ギランバレー症候群の発症率は一般集団コホートと同じだった。しかし、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染後は発症率が高くなり、英国ではベル麻痺の標準化発生率が1.33、脳脊髄炎が6.89、ギランバレー症候群が3.53となった。横断性脊髄炎はまれで解析できなかった。...
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