1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 日本国内で2価HPVワクチンの長期有効性確認

日本国内で2価HPVワクチンの長期有効性確認

2022年3月28日  専門誌ピックアップ

2019-20年に新潟県で子宮頸がん検診およびヒトパピローマウイルス(HPV)検査を受けた25-26歳の日本人女性429例を対象に、2価HPVワクチンの長期有効性を検討。150例がワクチンを接種しており、接種からHPV検査までの期間は平均102.7カ月(8.6年)、中央値103カ月だった。 その結果、HPV高リスク型の感染率は接種群21.3%、非接種群23.7%だった(P=0.63)。HPV16/18型の感染率は接種群0%、非接種群5.4%で(P=0.0018)、ワクチン有効率は100%だった。接種群ではワクチンの交叉防御効果が報告されているHPV31/45/52型の感染率が非接種群より有意に低かった(3.3% vs. 10.0%、P=0.013)。初回性交時の平均年齢および性交経験人数に有意な群間差はなかった。...