1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 若年成人期の多量飲酒でアルコール関連がんリスク増加

若年成人期の多量飲酒でアルコール関連がんリスク増加

2022年3月28日  専門誌ピックアップ

Melbourne Collaborative Cohort Studyのデータを使用して、飲酒量の生涯推移とアルコール関連がん(上気道消化管、乳房、肝臓、大腸)リスクの関係を前向きコホート試験で検討。女性2万2756例、男性1万5701例を対象とした。 飲酒量推移を解析した結果、女性に3つ(非飲酒、安定した少量飲酒、飲酒量増加の中等量飲酒)、男性に6つ(非飲酒、安定した少量飲酒または中等量飲酒、飲酒量増加の多量飲酒、飲酒量が早期低下の多量飲酒、晩期低下の多量飲酒)の飲酒パターンが確認された。 女性では48万5525人年で2303件、男性では30万3218人年で789件のアルコール関連がん診断が発生した。非飲酒群に比べると、男性では、20-39歳の多量飲酒+早期(40-49歳)飲酒量低下群(ハザード比1.75、95%CI 1.25-2.44)、20-39歳での多量飲酒+後期(60-69歳)飲酒量低下群(同1.94、1.28-2.93)、20-39歳の中等量飲酒+中年期の多量飲酒群(同1.45、1.06-1.97)のリスクが高かった。女性では、20歳から飲酒量増加の中等量飲酒群(同1.2...