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緑内障の眼内ドレーン「プリザーフロ」の成功率は妥当

2022年3月30日  専門誌ピックアップ

3次紹介緑内障センター4施設の緑内障患者91例100眼を対象に、眼内ドレーン「プリザーフロ マイクロシャント」の短期有効性および安全性を後ろ向きコホート試験で検討。眼圧(IOP)が21mmHg以下かつベースラインからの20%以上低下をA、18mmHg以下かつベースラインからの20%以上低下をB、15mmHg以下かつベースラインからの25%以上低下をC、12mmHg以下かつベースラインからの30%以上低下をDとする4つのIOP基準を定義した。 その結果、12カ月時点の条件付き治療成功率はIOP基準Aで74%、Bで72%、Cで52%、Dで29%、完全成功率はそれぞれ58%、57%、47%、26%だった。眼圧中央値は術前が21.5mmHg、12カ月時点が13mmHg、緑内障薬投与回数は3回、0回といずれも低下したが、最高矯正視力に有意差は見られなかった(P=0.79)。12眼がニードリング、5眼が再手術を受け、角膜浮腫による除去が1件発生した。低眼圧関連の合併症は見られなかった。非白人が失敗の危険因子だった。...