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小児期のBMIが高いと月経前障害リスク増加

2022年4月1日  専門誌ピックアップ

Growing Up Today Study(1996-2013年)に参加した米国女性6524人のデータを用いて、小児期および思春期の体格と若年成人期の月経前障害(月経前症候群および月経前不快気分障害)の関係を前向きコホート試験で検討。参加者自身が報告した身長および体重のデータを用いて思春期までのBMIを推定し、年齢別BMIのZスコアを算出した。対数二項回帰と線形回帰を用いて、年齢別BMIと月経前障害および月経前の症状の関係を検討した。 その結果、平均年齢12.7歳で報告されたベースラインの年齢別BMIは、月経前障害のリスク(Zスコア1単位当たりの交絡調整相対リスク1.09、95%CI 1.03-1.15)および月経前症状の負担(β=0.06、95%CI 0.04-0.08)が増大した。BMIの経時的な変化を解析すると、思春期を通してBMIが高かった女性では、BMIが適正だった女性より月経前症状の負担が大きかった(β=0.17、95%CI 0.08-0.27)。...