pN1前立腺がんの術後補助RT、早期救済RTより死亡リスク低い
2022年4月4日
Journal of Clinical Oncology
根治的前立腺全摘除術を施行したpN1前立腺がん男性を対象に、術後補助放射線療法(adjuvant radiation therapy:aRT)と早期救済放射線療法(salvage radiation therapy:sRT)の効果を比較。aRT群、早期sRT群、RTなし群を転移骨盤リンパ節(LN)数が1-3個または4個以上で層別化し、アンドロゲン除去療法の時間依存的な使用および期間で調整後の全死因死亡率を推定した。 中央値7.02年の追跡で、986例(5.50%)が死亡し、223例(22.62%)が前立腺がんにより死亡した。aRTは早期sRTより転移陽性骨盤LN数の単位増加当たりの全死因死亡リスクが有意に低かった(調整ハザード比0.92、95%CI 0.85-0.99、P=0.03)。 転移LN数が4個以上の場合、早期sRTよりaRTの方が調整後の7年全死因死亡率の推定値が有意に低かったが(23.36% vs. 7.74%、差15.62%、95%CI 5.90-25.35)、1-3個では有意差が見られなかった(13.89% vs. 14.27%、差0.38%、-7.02-7.79)。...
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