コロナ感染妊婦は妊娠合併症リスクが高い
2022年4月5日 JAMA Internal Medicine
米カリフォルニア州で妊娠中の新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）感染による周産期合併症発生率を住民対象コホート試験で検討。2020年3月1日から2021年3月16日までにKaiser Permanente Northern Californiaで出産した妊婦4万3886例（平均30.7歳）を対象とした。 その結果、1332例（3.0％）がSARS-CoV-2に感染していた。患者因子を調整すると、SARS-CoV-2感染妊婦は、母体の重度の罹病（ハザード比2.45）、37週未満での出産（同2.08）、静脈血栓塞栓症（同3.08）のリスクが高かった。SARS-CoV-2感染妊婦はこのほか、医学的処置による早産（同2.56）、自然早産（同1.61）、早期早産（early preterm birth；同2.52）、中期早産（moderate preterm birth；同2.18）、後期早産（late preterm birth；同1.95）のリスクが高かった。 SARS-CoV-2感染妊婦76例（5.7％）が入院した。妊娠前糖尿病（同7.03、2.22-22.2）、アジア系または太平洋...