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コロナの重症度高いほど後のうつ病リスク上昇

2022年4月7日  専門誌ピックアップ

欧州6カ国の7つのコホート(計24万7249例)を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の急性期重症度(寝たきり状態になった日数で評価)がメンタルヘルス症状に及ぼす影響率を検討。COVID-19診断後最長16カ月まで追跡した。試験期間中に9979例がCOVID-19の診断を受けた。 その結果、COVID-19の診断を受けなかった患者と比べると、COVID-19の診断を受けた患者は全体的にうつ(有病率比1.18、95%CI 1.03-1.36)および睡眠の質不良(同1.13、1.03-1.24)の有病率が高かったが、不安(同0.97、0.91-1.03)またはCOVID-19関連の苦痛(同1.05、0.93-1.20)の有病率の増加は見られなかった。 、COVID-19の診断を受けたが寝たきり状態にならなかった患者は、COVID-19の診断を受けなかった患者と比較したうつ(同0.83、0.75-0.91)および不安(同0.77、0.63-0.94)のリスクが低かったが、7日間以上寝たきり状態になった患者はうつ(同1.61、1.27-2.05)および不安(同1.43-1.26...