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長期間の肥満で大腸がんリスク上昇

2022年4月8日  JAMA Oncology

大腸がん(CRC)患者5635例(平均68.4歳)と対照者4515例(平均68.5歳)を対象に、累積生涯超過体重によるCRCリスクを症例対照研究で検討。20歳から現年齢まで各年齢のBMI値を算出し、各年齢時の超過BMI(eBMI:BMI値-25、BMI値が25未満の場合は0)を合計して、重み付き過体重または肥満年数(WYOs:年×eBMI)を求めた。 その結果、WYOsとCRCリスクに関連が見られ、適正体重の範囲内に対する調整後オッズ比はWYOsの第1四分位群の1.25(95%CI 1.09-1.44)から第4四分位群で2.54(同2.24-2.89)へ上昇した。WYOsが1標準偏差(SD)増加するごとにCRCリスクが55%増加した(調整後オッズ比1.55、95%CI 1.46-1.64)。WYOsの1SD増加当たりのオッズ比は、任意の一時点のeBMIの1SD増加当たりのオッズ比[1.04(95%CI 0.93-1.16)から1.27(同1.16-1.39)の範囲]よりも高かった。...