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回復期血漿の早期投与でCOVID-19入院リスク低下

2022年4月8日  New England Journal of Medicine

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)回復ドナーから得たポリクローナル回復期血漿によるCOVID-19外来患者の重篤な合併症の予防効果を多施設共同二重盲検無作為化比較試験で評価。2020年6月3日から2021年10月1日までに18歳以上の症候性COVID-19患者1225例を登録し、回復期血漿群と対照血漿群に均等に割り付けた。主要評価項目は、輸血後28日以内のCOVID-19関連入院とした。 その結果、修正intention-to-treat解析では、回復期血漿群の2.9%、対照血漿群の6.3%に主要評価項目が発生し(絶対リスク低下3.4ポイント、95%CI 1.0-5.8、P=0.005)、相対リスクの54%低下に相当した。入院しなかった参加者では、グレード3または4の有害事象が16件(回復期血漿群7件、対照血漿群9件)発現した。...