放射線治療(RT)に起因する開口障害を呈した頭頸部がん(HNC)経験者49例(女性27%、64歳以下49%、RT後の平均期間6.6年)を対象に、徒手療法(MT)の効果量を後ろ向き症例集積研究で検討。9例に1回、40例に複数回(平均6回、中央値3回)の咀嚼筋に対する口腔内MTを実施した。 その結果、主要評価項目に定めた上下中切歯間の最大開口域(MIO)の平均改善度は、1回のMT後が4.1mm(効果量0.45)、複数回のMT後が6.4mm(同0.7)だった。MT後の最大開口域改善と臨床的に意義のある関連を示す共変量はなかった。...
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