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肝硬変患者の1日の歩数で入院と死亡を予測

2022年4月10日  専門誌ピックアップ

肝硬変患者116例(年齢56±11歳、MELDNaスコア15±7点)を対象に、1日の歩数と入院および死亡リスクの関連を検討。活動追跡デバイス(personal activity tracker:PAT)で歩数をモニターし、肝疾患患者の身体トレーニング用スマートフォンアプリ(Exercise and Liver FITness:EL-FIT)併用のサブセットを設定した。PAT使用1週目の1日当たりの歩数を入院および死亡の予測因子として評価した。 PAT+EL-FIT併用群の80%、PAT単独群の62%が1週間のモニタリングを完了した(P=0.04)。カプラン・マイヤー曲線により、1日の歩数が最低四分位群(1200歩/日未満)の患者では、再入院および死亡が増加することが示された。MELDNaスコアおよびEL-FIT使用で調整後、1日当たりの歩数最低四分位で入院および死亡リスクが高かった(ハザード比:入院1.90、1.09-3.30、死亡3.46、1.23-9.68)。...