肥満女性は避妊法中止後から妊娠までの期間が長い

妊娠を目的に避妊法を中止している18-35歳の女性432人を対象に、肥満による妊娠までの期間への影響をFACT（Fertility After Contraceptive Termination）試験の2次分析で検討。避妊法中止から推定される妊娠日までを妊娠までの期間とし、Cox比例ハザードモデルを用いて、適正体重（BMI25未満）、過体重（BMI25-29.9）および肥満（BMI 30以上）と妊娠までの期間の関連を評価した。 その結果、交絡因子で調整後、BMI 30以上の女性は、BMI 25未満の女性より妊娠までの期間が長かった（調整ハザード比0.62、95％CI 0.44-0.89）。妊娠までの期間の中央値は、適正体重の女性5.3カ月、肥満女性8.2カ月だった。避妊法中止から1年後の妊娠率は、BMI 25未満が76.4％、BMI 25-29.9が69.5％、BMI 30以上が59.1％だった。...