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妊娠中のコロナワクチン接種で周産期の有害転帰見られず

2022年4月11日  Journal of the American Medical Association

カナダ・オンタリオ州の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防接種データベースを用いて、妊婦に対するCOVID-19ワクチン接種後の周産期転帰を後ろ向きコホート試験で評価。2020年12月14日から2021年9月30日までの全出生を対象とした。 登録した妊婦9万7590例(平均31.9歳)のうち、2万2660例(23%)が妊娠中にCOVID-19ワクチン接種を1回以上受けた。妊娠期間終了後に接種を受けた4万4815例と比較すると、妊娠中のワクチン接種による分娩後出血(リスク比0.91、95%CI 0.82-1.02)、絨毛膜羊膜炎(同0.92、0.70-1.21)、帝王切開(同0.92、0.89-0.95)、NICU入室(同0.85、0.80-0.90)、アプガースコア低値(同0.84、0.73-0.97)の有意なリスク増加は見られなかった。時期を問わずCOVID-19ワクチンを接種しなかった妊婦(3万115例)と比較しても、結果は定性的にほぼ同じだった。...