米国退役軍人省のデータベースを用いて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)急性期後の糖尿病発症リスクをコホート試験で推定。感染後30日間生存した患者18万1280例および2つの対照群(同時期の非感染者411万8441例とCOVID-19流行前の文献対照428万6911例)を対象とした。3群ともにコホート登録前に糖尿病既往はなかった。追跡期間中央値は352日だった。 その結果、同時期の非感染者と比較すると、COVID-19生存者の糖尿病発症のハザード比は1.40(95%CI 1.36-1.44)、血糖降下薬新規使用のハザード比は1.85(同1.78-1.92)だった。糖尿病発症と血糖降下薬新規使用の複合のハザード比は1.46(同1.43-1.50)だった。文献対照との比較でも結果は同じだった。...
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