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月経過多で子宮内避妊具抜去リスク上昇

2022年4月15日  専門誌ピックアップ

米国で子宮内避妊具を挿入した50歳以下の女性22万8834例(平均年齢33.1歳、白人44.4%、過去12カ月間の分娩歴なし)を対象に、挿入前12カ月間の月経過多診断と子宮内避妊具抜去および避妊具関連子宮穿孔の発生リスクの関連を後ろ向きコホート試験で検討(APEX-IUD試験)。月経過多診断率は13.8%だった。 その結果、1000人年当たりの子宮内避妊具抜去発生率は月経過多診断群の方が非診断群より高く(40.01 vs. 10.92)、特に挿入後数カ月間で顕著だった。月経過多診断群の方が非診断群より避妊具抜去の1年累積発生率(7.00% vs. 1.77%)および5年累積発生率(12.03% vs. 3.69%)が高かった(調整後ハザード比2.84、95%CI 2.66-3.03)。1000人年当たりの子宮穿孔発生率は診断群が0.98、非診断群が0.63だった。診断群の方が非診断群より子宮穿孔の1年累積発生率(0.09% vs. 0.07%)および5年累積発生率(0.39% vs. 0.28%)がわずかに高かった(調整後ハザード比1.53、1.10-2.13)。...