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米で虫垂がんが増加傾向、2004-17年

2022年4月17日  専門誌ピックアップ

米National Cancer Databaseのデータを用いて、2004-17年の虫垂がんの発症率および組織型の経時的傾向を検討。右側結腸がん患者38万7867例中1万9570例が虫垂がんで、そのうち5628例がカルチノイド腫瘍だった。 ロジスティック回帰解析の結果、2004年から2017年までの虫垂がんのオッズはその他の右側結腸がんに比べると増加した(オッズ比2.56、95%CI 2.35-2.79)。全年齢群で虫垂がん発症率の増加が見られたが、40-49歳では増加傾向が顕著だった(2004年10%、2017年18%、一対比較によりP<0.001)。虫垂カルチノイドのオッズはその他の組織型より経時的増加が見られ(同1.70、1.40-2.07)、40歳未満で増加が最も大きかった(2004年24%、2017年45%、一対比較によりP<0.001)。...