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アボカドでCVDリスク16%低下

2022年4月17日  専門誌ピックアップ

看護師健康調査(NHS)に参加した女性6万8786例、医療従事者追跡調査(HPFS)に参加した男性4万1701例を対象に、アボカド摂取による長期的心血管疾患(CVD)リスクへの影響を検討。30年間の追跡で1万4274件のCVD事象が確認された(冠動脈疾患事象9185件、脳卒中5290件)。 生活習慣および食事因子で調整した解析の結果、週2皿(serving)以上のアボカドを摂取する参加者はアボカドを食べない参加者よりCVDリスクが16%低く(統合ハザード比0.84、95%CI 0.75-0.95)、冠動脈疾患リスクは21%低かった(同0.79、0.68-0.91)。アボカド摂取と脳卒中リスクに有意な関連は見られなかった。1日のアボカド摂取量0.5皿増加当たりのCVD統合ハザード比は0.80(95%CI 0.71-0.91)だった。1日当たり半皿のマーガリン、バター、卵、ヨーグルト、チーズまたは加工肉を同量のアボカドに置き換えると、CVDリスクが16-22%低下した。...