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非球面眼鏡レンズで小児の近視進行抑制

2022年4月18日  JAMA Ophthalmology

中国・温習市の大学病院で8-13歳の近視小児患者157例(平均年齢10.4歳)を対象に、高次非球面眼鏡レンズ(HAL)の近視進行抑制効果を無作為化臨床試験で検討。単焦点レンズ(SVL)および微小非球面レンズ(SAL)と比較した。対象小児の募集時の調節麻痺下等価球面屈折度数(SER)が-0.75D--4.75Dで、乱視が-1.50D未満だった。 その結果、2年間の平均近視進行度はSVL群が1.46Dだった。SVL群と比べると等価球面屈折度数(SER)平均変化量はHAL群が0.80D、SAL群が0.42D小さかった(P≦0.001)。SVL群の眼軸長の平均伸長度は0.69mmで、HAL群がSVL群より平均0.35mm低く、SAL群では0.18mm低かった(P≦0.001)。HALを毎日12時間以上装用した患者群はSVL群よりSER平均変化量が0.99D、眼軸長伸長度が0.41mm低かった。...